今朝、宅地内にある汚水桝から水があふれているというので、枡のふたを開けると満水でした。何かが詰まったのだと、とりあえず汚水をくみ出し、離れからの汚水桝に移しました。枡だけでなく管にもいっぱい入っているので相当の量です。かつて、下水の処理場管理を担当していたので、汚水に手を突っ込むことは抵抗はありません。管の上まで水が減ったところで、パイプ掃除用のワイヤーを入れましたが汚水は一向にそれ以上減りません。山に竹を切りに行き、大きな竹を鋸で切りましたが、上のほうが蔓が巻いて倒れません。仕方なく細い竹を切って持ち帰り、半分に割いて、管に突っ込みました。ところが最後のところが枯れていたので、折れて管の中に入ってしまいました。あきらめて水道屋に電話してきてもらいました。管を掃除する太いワイヤーを持ってきましたが、水は抜けません。10メートル余りで先端がぶつかりましたが、枡が見当たりません。そこで、付近の土を掘ってみると10センチほど下に隠れていました。蓋をはぐると、満水です。また水をくみ出し、水を減らしたが、横に穴が見つかりません。鉄のパイプで枡の底をつくと水が引き始めました。なんとそこには管径一杯に広がった草の根でびっしりと埋め尽くされていたのです。草の根は細いものですが、何百本もがもつれ合ってパイプをふさいでしまっていたのです。

  草の根がびっしり、これが原因
数年前にも他の枡で同じことがありましたが、その枡は浅かったので蓋をはぐると確認できました。しかし、今回は、深い枡だったのと枡そのものの在り処がわからなくなっていたので、大変苦労をしました。草の根を窯で切り取り、水は一気に流れました。
手も服も汚水で汚れたので、すべての枡のふたをはぐり、点検し、台所から出ている2つの油分離枡もきれいに掃除をしました。

  枡を点検

  きれいに掃除した油分離枡の籠
トラぶった枡が再び隠れてしまわないように、枡を嵩上げしてもらいました。

  嵩上げされた枡
結局朝8時半から12時過ぎまでトラブル解消にかかってしまいました。