17日・18日と2日間にわたり市民文教委員会で審議された、新斎場用地取得等の予算4億6100万円が、日本共産党以外の賛成で「可決すべき」となりました。わが党の田中のぞみ議員は、昨年9月の冨吉町内会の決定は候補地にすることに対する賛否を問うものであった。また、岡山市としても少なくとも今年5月までは「候補地とすることに同意」と認識していた。その後においては、冨吉町内会で建設の賛否は採られていない。それがいつの間にか、「建設に同意」にすり替えられた。多くの住民が反対の意思を署名や臨時総会開催などで表明しており、斎場建設は地元の理解を得ていると言えない。市は地元町内会長が反対だといっていないので、町内会長抜きでは、地元の意思とは受け止めないと主張しているが、町内会長が地元民と会うことを拒否し、所在不明の状態では、町内会の正常な機能は発揮できない、異常な状態であり、町内会長の印に固執するのはおかしい。都市計画法にのっとった手続きを踏まない現時点で、用地を先行取得する必要はない。地元の意思を再確認して、後日予算化しても計画工期に支障は生じない。これらを主張し、議会の機能は、執行部へのチェックが大きな役割であり、市長が提案したのだから否決できないということでは、議会の役割が果たせないとして、最後まで反対意見を貫きました。他会派の議員は、最初はいろいろ反対らしきことも言っていたが、最後は「苦渋の決断」で賛成になってしまいました。このことは、私が最初から、地元の反対する人たちに言っていたとおりになってしまいました。当局が描いていた通りに事が運んだということです。しかし、この間の運動を通じて関わった人たちには、各党の口と腹の違いが分かってきたのではないかと思います。傍聴者がつぶやいた「岡山市議会は最低の議会だ」この言葉を議員は噛み締める必要があると思います。
なお、議会最終日の20日には私が「補正予算案反対」の討論をします。