Monthly Archive13年02月
正一と岡山市政、地域活動 &正一と日本共産党 &正一の活動日記 河田正一 on 13年02月12日
中山幼・保を訪問
4月から幼保一体化の詩公園とされている中山幼稚園・中山保育園を市議団5人そろって尋ねました。
保育園
それぞれ園長と懇談し、現場の実情を聞きました。一体化にあたって、市の担当課は実情を全く把握することなく進めていることがとてもよくわかりました。土地が隣接していても、間にフェンスがあり、門を出て園舎に入らなければなりません。保育員の受け入れは8割の子が早いです。兄弟が通っているときに、保育園、幼稚園別々に受け入れることは親にとって朝の貴重な時間の中でできません。保育園としても、先生をそれぞれに早朝から配置は無駄なことです。とすると、4歳児・5歳児は朝は保育園で一定時間すごさなければなりません。
幼稚園
雨の日や冬の寒い日には保育室が必要です。幼稚園が始まったら、幼稚園の空き教室に靴を履いて荷物を持って、雨の日は傘をさして移動します。給食を4歳児・5歳児保育園児に運ぶ必要があります。誰が運ぶことになるのでしょう。現在より運搬のための人員を増やすことができますか。来年度は50人以上の量です。食器を運び、惣菜や牛乳パンなども運びます。運ぶことができないと、園児を給食のために保育園に移動させなければなりません。
フェンスや植木があり、渡り廊下の建設もお金がかかりそうです。
靴をはきかえ、上履きを持って、移動します。発達障害時もいます。混乱を招く子がいるのではないでしょうか。保育園は昼寝をするので、幼稚園児が遊戯室を使えなくなります。大きな声を出せなくなり、園庭で遊ぶことができなくなるのではと心配の声があります。また、それだったら年長児たちの現在の保育室はそのまま確保することになります。何のために幼稚園の空き教室を使うのか意味がなくなります。保護者からも『一体化試行延期』の声が上がっているそうです。少なくとも、上履きで行き来できるように、渡り廊下を作ってからでなければ、試行をすべきではないと強く感じました。
お知らせ ご案内 &正一と岡山市政、地域活動 &正一の活動日記 河田正一 on 13年02月11日
教育者と懇談
2月11日、休日にもかかわらず朝早くから教師の皆さんとの意見交換会をしました。主に岡山市が進めようとしている学校規模適正化に関連した意見が多かったです。過小規模校、複式学級が教育委員会が言うような子供の成長に悪影響を与えているのかをどうか現場の先生の生々しい言葉で聞くことができました。先生は、少人数のクラスや複式のクラスの子が学力において劣っていることはないと口をそろえて言っています。小学校から中学校への連続性についても、少人数校は個人データをしっかり把握して中学校に伝えることができるので、マンモス校よりはるかに小中連携ができていると発言されました。学力テストの順位公表は、父母と教員を分断する刃として機能しています。全国のトップの県と最下位の県でも5~7点の幅しかない。岡山県は下位にあるというが全国平均と比べてその差は-0.3点~-2.2点でしかありません。
生きていくために必要な学力は、基本的生活をつくる生活土台、地域・仲間・家族からつくられる社会的土台、学習によりつくられる学問的土台の上に成り立ち、全面的に発達しようとする豊かな人間性が作られていくものです。しかし、学力テストはこのうちの一部を数値化しているにすぎません。
懇談会の後にある町内会の総会であいさつし、学力テストの実態を話すと子供が学校に通っている保護者の何人かは「差」がそれだけしかないのかと安心したと言ってくれました。私の前に喋った自民党の県議が45位、42位を盛んに言ったので、市民は危機感を感じているのです。いじめ、不登校、学力低下を大々的に喧伝し、学校を競走と管理の行き届くものにする文科省や教育委員会の企みに的確に対応することが求められます。14日には、愛知県犬山市教育委員会を訪れ、現行の法律の下で地方自治を発揮して国に流されず、独特な教育を貫いている姿を学んできます。
お知らせ ご案内 &正一と岡山市政、地域活動 &正一と日本共産党 河田正一 on 13年02月11日
市営住宅指定管理に疑惑
新年度から岡山市の全市営住宅が指定管理になることが決まりました。私たちは指定管理は趨勢としては仕方ないかなと思い同意しました。しかし、指定管理を受ける業者が、特定の団体にキックバックをする契約を結ぶという情報が寄せられ、しかも、この契約を市が仲介したというので、調査に乗り出しています。同和をかさにきた利権あさりに対し、わが党は一貫して反対し、同和問題は特別な差別ではないことを市当局にも確認させて、様々な差別をなくし人権を守る一環として取り組んでいるところです。市当局が解同の圧力に負けて、利権を与える契約を業者に求めることは断じて容認できないことです。岡山市は、同和の名による利権ときっぱり手を切る姿勢を示すべきです。
お知らせ ご案内 &正一の活動日記 河田正一 on 13年02月11日
スクールソーシャルワーカー
2月9日,「孤育て(こそだて)から共育(きょういく)へ」と題して,日本福祉大学准教授野尻紀恵さんの講演が玉野市荘内市民センターでありました。玉野まで出かけ講演を聞きました。
一人一人のネットワークをと話す野尻紀恵さん
スクールソーシャルワーカー(SSW)の仕事の大切さが認識され、岡山県は新年度予算で、6人を11人に増やし予算も大幅に増やすとの報道がされたところです。野尻さんは、神戸の女子高の先生をしているときに阪神淡路大震災を経験された。避難所となった学校で、荒れていた学校の生徒が大きく変わり、ボランティアに自主的にかからるようになった。ボランティア部の顧問をする中で、福祉の勉強を大学院でやり直し、SSWの活動を広げてきた人です。孤立して学校に行けなくなっている子供に対し、それぞれの子供にネットワークを作ることにより、社会に入る環境をつくることが必要だといわれています。
岡山県は、来年度SSWの人員、時間を増やすことにしましたが、岡山市は除くということなので、市独自にSSWを配置するよう求めなければなりません。今月15日には、SSWの先進地といわれている大阪府茨木市に視察に行き、勉強してきます。
正一と岡山市政、地域活動 &正一の活動日記 河田正一 on 13年02月9日
暖房費はケチらない
御津小学校で予算化されている燃料費が乏しくなったので、朝、暖房機のスイッチを入れて、温度が10度になると暖房を止めているということを聞いて、教育委員会に申し入れをしました。早速、課長が校長と連絡を取り,子供の健康を第一に考えた対応をするように伝えたそうです。子どもたちが、寒さで震えずに勉強できることでしょう。
お知らせ ご案内 &正一と岡山市政、地域活動 &正一の活動日記 河田正一 on 13年02月6日
幼保一体化で園長と懇談
今春から幼保一体化にするといわれている御津幼稚園・金川保育園の園長と『一体化』について懇談しました。
共有している園庭と遊戯室
それぞれにある職員室を1つにする。空いた方の部屋を子供の教室に使いたい。でも改修費は全くないので市はできないとの返事。放送設備は、幼稚園側、保育園側それぞれしか伝わらないので、全教室に伝わるようにしてくださいと言ったら予算がないので4月以降でないとできない。すべてにおいて、準備が不足しているにもかかわらず、4月から園長を1人にして一体化するという市のやり方は、職員も不満だが保護者にはもっと不満です。先日行われた保護者説明会には、資料は何もなし。質問にもわかりませんの返事ばかりだったそうです。保護者は入園申し込みを済ませた後だったので、余計にどう変わるのか説明が求められたのに。
防災管理機器があるから教室にできないといわれている職員室
中山・太伯などに勤務した経験がある園長なので、それらの園はもっと大変だと話してくれました。時期尚早な『一体化』にスットプをかけ、準備を十分した後でスタートさせなければと改めて思いました。
お知らせ ご案内 &正一と岡山市政、地域活動 &正一と日本共産党 &正一の活動日記 河田正一 on 13年02月5日
桃太郎伝説を訪ねて宣伝
2月5日は高松地域で宣伝活動をしました。高松後援会の人たち4人が一緒に参加しました。岡山市が「桃太郎市」に改名というキャンペーンを市が1900万円使って始めているので、『桃太郎』にちなんだ地域を訪ねて宣伝して回ることにしました。歴史にとても詳しい人が一緒なので、彼に案内してもらいました。吉備津神社は桃太郎だといわれている「吉備津彦」を祭る神社です。「吉備津彦」を祭る神社はいくつかあるそうで、備中で一番大きいのははここ「吉備津神社」です。備前では「吉備津彦神社」です。近くですが、かつては備前国と備中国という別の国だったのでそれぞれで祀られました。
鯉喰神社
次に岡山市のすぐ隣ですが倉敷市にある鯉喰神社に行きました。温羅が吉備津彦命と戦い敗れて姿を鯉に変えたので、吉備津彦命は鵜になり鯉を食べたという伝説が説明板に書かれていました。
続いて、矢喰神社で宣伝しました。人家は少し離れていますが、国道180号沿いですので車は多く通ります。ほとんどは総社市の人かもしれませんが。
矢喰神社の矢喰岩
矢喰神社は、吉備津彦命が温羅を撃つために放った矢と温羅が投げた岩がぶつかり落ちたといわれている矢喰岩が境内にあります。吉備津彦命は2度目は同時に2本の矢を放ち、1本は温羅の投げた岩に阻まれたが、もう1本が温羅の左目に刺さり、流れた血で染まったのがそばを流れている血吸川の名の由来だそうです。
岡山市の『桃太郎市』改名宣伝に合わせて、桃太郎伝説を訪ね歩いて勉強しながら、市政報告をするという一石二鳥の行動でした。改めて桃太郎にまつわる言い伝えを聞いて郷土に伝わる歴史を知り勉強になりました。