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お知らせ ご案内 &正一と岡山市政、地域活動 &正一の活動日記 河田正一 : 13年02月11日

教育者と懇談

2月11日、休日にもかかわらず朝早くから教師の皆さんとの意見交換会をしました。主に岡山市が進めようとしている学校規模適正化に関連した意見が多かったです。過小規模校、複式学級が教育委員会が言うような子供の成長に悪影響を与えているのかをどうか現場の先生の生々しい言葉で聞くことができました。先生は、少人数のクラスや複式のクラスの子が学力において劣っていることはないと口をそろえて言っています。小学校から中学校への連続性についても、少人数校は個人データをしっかり把握して中学校に伝えることができるので、マンモス校よりはるかに小中連携ができていると発言されました。学力テストの順位公表は、父母と教員を分断する刃として機能しています。全国のトップの県と最下位の県でも5~7点の幅しかない。岡山県は下位にあるというが全国平均と比べてその差は-0.3点~-2.2点でしかありません。
生きていくために必要な学力は、基本的生活をつくる生活土台、地域・仲間・家族からつくられる社会的土台、学習によりつくられる学問的土台の上に成り立ち、全面的に発達しようとする豊かな人間性が作られていくものです。しかし、学力テストはこのうちの一部を数値化しているにすぎません。
懇談会の後にある町内会の総会であいさつし、学力テストの実態を話すと子供が学校に通っている保護者の何人かは「差」がそれだけしかないのかと安心したと言ってくれました。私の前に喋った自民党の県議が45位、42位を盛んに言ったので、市民は危機感を感じているのです。いじめ、不登校、学力低下を大々的に喧伝し、学校を競走と管理の行き届くものにする文科省や教育委員会の企みに的確に対応することが求められます。14日には、愛知県犬山市教育委員会を訪れ、現行の法律の下で地方自治を発揮して国に流されず、独特な教育を貫いている姿を学んできます。

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