現在時刻は9月4日17時です。雨はすっかり上がり薄日が差し始めました。数日続いた雨のため、物干し場には多くの洗濯物がひしめいています。今朝は激しく雨が降って、川の水かさが増しました。そうした中、旭川ダムが今朝8時ごろから放流を始めピーク時には1200m3/Sを放流しました。御津矢原地区では放流のたびに浸水するため、常設のポンプと仮設ポンプを運転して何とか家屋への浸水は防げたようです。
県の防災情報のデーターを見ると、9月3日はダムの貯水率が89%になり、放流量を流入量より10m3/S程度多く放流しています。しかし午前1時ごろから流入量が増えたのに放流量はそれより少ない状態で推移しています。そして8時になり流入量が700m3/Sに達するようになり、洪水調節の放流を始めました。ダムの貯水が100%になってからです。気象予報で早くから大雨が降ると繰り返し報じ、洪水警報が出されているのに、放流開始がダムが満杯になってからというのでは洪水調整の目的はほとんど行われていないと考えられます。もっと早くから、降雨の状態を予測して、放流を少量ずつ行い、1000トンを超すような放流をしなくてもよい手だてが採れないものかと思います。多目的ダムは、発電のための貯水が第1に考えられるので、治水は2の次にされていますが、住民にとってはダムの機能は治水に期待しているのです。