正一の活動日記 河田正一 : 07年10月7日
冤罪事件の学習会
国民救援会で、東住吉冤罪事件について学習会を10月7日開きました。講師は、朴被告の主任弁護士乗井弥生さんに大阪から来てもらいました。
事件は1995年7月、被告が車で帰宅した直後、車が燃えて入浴中の内縁の妻の子(当時12歳)が焼死したのは、被告及び内縁の妻が共謀して、保険金目当てに子供を殺害したとして夫婦が警察に連行され、自白させられたものです。1審は母親と内縁の夫にいずれも無期懲役を言い渡し、控訴も上告も棄却され判決が確定しています。
しかし、自白は警察に強引な取調べで、無理やり自白させられたもので、それ以外に物的証拠はありません。さらに最近になって、妻からの手紙により、あるテレビ局が、大規模な再現実験を行いました。その結果自白のとおりの行動は、不可能に近いことも明らかになりました。しかし、裁判所はこれらの結果を証拠として採用しようとはしていません。アメリカの専門家も、自然発火の可能性が高いと語っており、無罪だと思われます。再審請求に向けて、取り組みを強めようと誓い合いました。
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