正一と岡山市政、地域活動 &正一の活動日記 河田正一 : 10年10月3日
国民救援会
大阪地検特捜部主任検事が証拠のフロッピーを改ざんしたことが明らかになり、それを組織ぐるみで隠蔽したとして部長、副部長が逮捕されました。日本国民救援会は結成から82年、戦前の特高の弾圧の中でも裁判の公正な審理と人権擁護で戦った組織です。そして冤罪事件で苦しむ人たちや家族に寄り添って励まし、支援する人たちの集まりです。検察がストーリーをつくってその通りに起訴し、証拠をねつ造し、都合の悪い証拠は隠すことは数々の冤罪事件の中で私たちは常に指摘してきました。しかし、一般の国民には法の番人である警察や検察がそんなことはしないとの思い込みがあり、一度被告人とされてしまうと無実でも犯人とみられることがしばしばあります。マスコミも警察発表を鵜呑みにした報道、大衆受けを狙った意図的報道をして真実を探る地道な調査をすることはほとんどありません。裁判官は検察の描いたストーリーに沿って淡々と審議を行い、求刑の一部減刑か執行猶予を付けけて終わらせることがほとんどです。だから日本では、起訴されると有罪率99%になってしまうのです。10月2日、国民救援会岡山支部大会が開かれました。その中で発言した、山陽本線痴漢冤罪事件の山本慎也さんは、一貫して無罪を主張し、被害者との大きな身長さ、満員電車の中で足を広げたり、膝を深く曲げたりはできないことの不自然さを実証実験で明らかにしたにもかかわらず、また、警察・検察が証人とした人の証言が当初は山本さんが乗車していない日だったのにいつの間にか証人に1日ずれた日を証言させました。明らかな証拠の捏造です。その結果、山本さんは会社を懲戒解雇となり退職金ももらえず、就職にも大きな支障を受けることになっています。検察・警察の成績主義により泣かされている人が多くいることを多くの人に知ってもらいたいです。そしてそのようなことが組織ぐるみで行われていることが明らかになったこの期が、国民に広く知ってもらう良い時期です。