正一と岡山市政、地域活動 &正一の活動日記 河田正一 : 10年08月29日
子育ち支援研修会
NPOねこの手みつが主催する「地域の世代交流が育む子どもの未来inみつ」研修会に昼から参加しました。講演1は子ども虹情報研修センター(横浜市)の研究部長川崎文二三彦氏の「子どもの虐待予防と家族支援」でした。7月末に起こった大阪市の2児を放置して餓死させた事件などを引き合いに虐待とはどんなものか、虐待の4要素(①親が不幸な子供時代を過ごした②今、ストレスを抱えている③社会的援助がない。④子どもが意に沿わない)これらが重なると虐待につながる。児童虐待は、20年間で40倍に増えた。児童福祉司は最近増えてはいるが10年間で2倍なのでとても追いつ
いていかないことも知りました。福祉司一人当たり適正な子どもの数は20人程度だが、東京では100人にもなっていて十分なケアができていない。岡山市の子ども総合相談所は昨年政令市になり設置されましたが、職員はいつも相談に明け暮れていて、会いに行っても常に相談中で会うこともできない状態です。なお、川崎氏は現在は京都に住所を置いて、横浜に単身赴任ですが、生れは我が家の隣なのでそれもあって講演を聞きに行きました。
講演2は、徳島大教授郷木義子さんの「大人になっても絵本の読み聞かせ」の話、順正大講師山崎早苗さんの絵本の朗読でした。孫のためにもっと絵本を買ってやらなければと思いました。
最後は、御津童謡唱歌を歌う会の人たちによるハンドベルなどの演奏でした。参加者たちも参加して「ドレミの歌」を合奏しました。
講演の後で、交流会を持ちましたが、公民館や児童館に対するご意見など大変参考になる意見を聞くことができました。いま、岡山市は公民館を教育委員会から市長部局に移す計画が進んでいます。また、津島の県立児童館は来春県が閉館すると言っています。子どもが隠れたり避難することができる場所の必要を強く訴えられました。