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正一と日本共産党 &正一の活動日記 河田正一 : 10年08月21日

民主党代表選

8月19日、山陽時事問題懇談会を聞きました。講師は政治コラムニストの後藤謙次さんです。議題はマスコミが連日取り上げている「どうなる民主党代表選~どう動く小沢氏」です。民主党の参院選惨敗の原因として、消費税に手をつけた内閣は歴史的に大敗している。そして、菅首相の「逃げ」と「ぶれ」が拍車をかけた。予算委員会を開かないままに通常国会を閉じ、消費税をめっぐって朝令暮改でぶれた。菅首相は首相にあり続けることが目的化している。急速な円高や景気後退に対して無策だ。夏休みと称して、円高に対しても手を打たなかった。現実への対応、政策が何もない。

内閣は「脱小沢」で小沢を排除したが、国会運営では小沢派が握っていて影響下にある。8月25日の「小沢政経塾」最終講演で小沢氏が何を言うかにかかっている。小沢氏は、菅氏に対し「自分を無視して政権運営ができるのか」、自分のグループに対しては「代表選に出れば本気で支えるのか」を迫っている。菅氏は、この勉強会に合わせて新人議員に懇談を持ちかけ両者の関係は決定的に険悪になっている。代表選の有資格者は小沢氏だけだがハードルは高い。「政治とカネ」の問題で世論は復権を望んでいない。首相になれば、国会で何もしゃべっていないが追求される。検察審査会の「不起訴不当」「起訴」も控えている。一方、菅氏は政策の主体性は見えず、すべて仙石官房長任せだ。岡田外相、前原国土交通相、野田財務相が菅支持を表明したのも菅政権は短命と見越してポスト菅を狙っているからだ。

後藤氏は結論として、小沢氏は、立候補はせず沈黙を守りながら活路を見出そうとするのではないか。

 私は講演を聴いて感じたことは結局、民主党政権は自民党と同じで首相ポスト争奪争いに明け暮れて、円高という経済危機にも手が打てないできそこないの政権だと言わざる得ない。国民にとってまことに不幸なことです。

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