正一と岡山市政、地域活動 &正一の活動日記 河田正一 : 10年08月21日
北海道視察
今年は、市議会の視察が来春の選挙を控えて例年より早まり、7月・8月になりました。経済委員会の視察は、元気な中小企業振興策を行っている帯広を見たかったので、委員長権限でここをふくめた北海道に行くことになりました。当局の案で、札幌市中央卸売市場、富良野市新規就農者支援事業それに帯広市中小企業振興条例を中心に視察しました。富良野、帯広への移動は小雨と霧の中だったので景色を十分満喫することはできなかったですが広い北海道を感じることはできました。
富良野には毎年110人もの農業サポーターが全国から集まります。長い人は半年ぐらい滞在するそうですが、自ら新規就農をする人は年に1~2人だそうで、富良野というブランド農業地域でも後継者問題は深刻です。
私は富良野に40年近く前1週間余り滞在したことがありました。その時泊めていただいた御宅の所在を尋ねましたが、今はどなたも住んでいないそうで手がかりもつかめませんでした。
富良野では地産地消の食事をとの注文に、事務局が用意してくれたのは「オムカレー」です。オムレツにカレーをかけたもので、B級グルメとして売り出し中だそうです。カレー粉以外はすべて地元で採れた食材でつくられていました。
帯広市の経済部の職員はとても元気が良かったです。仕事にやりがいを持って行きいき活動していることが伝わってきました。そしてそれは、民間の人たちに波及し、町おこしに熱心な人たちが多く生まれているのがわかりました。有名な北の屋台村は残念ながら行きませんでしたが、翌日の昼に通ってみました。帯広の駅前、市役所周辺はとてもきれいな街並みで、落ち着いた地方都市の印象を持ちました。先日、テレビで『ばんえい競馬』が放送されていましたが、地域の伝統を守りそれを使った街おこしに取り組む姿勢は見習いたいです。また、職員をやる気にさせることも学ばなければなりません。
帰りは、とかち帯広空港から飛行機に乗りましたが、驚いたことに空港を管理しているのも帯広市だそうです。空から見た、十勝平野のパッチワークのような畑はこれを見ただけで北海道に来た甲斐があったように美しく見えました。