Feed on Posts or Comments 24年05月20日

正一と岡山市政、地域活動 &正一の活動日記 河田正一 : 09年12月12日

足守川パイプライイン化中止の勝利報告会

12月12日、高松公民館で国が進めてきた無駄遣い計画に反対して11年間戦ってきた人たちの勝利の報告集会が会場に入りきれない人々が集まり、開かれました。パイプライイン計画は、高梁川の水を下流に送るために、地下50mをパイプライインで通し、足守川から取水出来ないようにする計画で、代掻き用水期がわずか10日間になり、大規模農家や日曜百姓には田植えができなくなります。また下流にも必要な水が十分行かない計画であることが明らかになりました。水が流れなくなると足守川の自然環境が失われます。平安・室町時代に築かれた用水路の石組みが壊され、文化財の保護にも反します。

しかし、反対する住民は、国の巨大事業を断念させたのです。反対訴訟の弁護団の山崎博幸弁護士は次のように総括しました。勝利は歴史的勝利である。勝利の要因は、1つは正義を貫いた。国が嘘とデタラメでつくった計画に、私たちは道理ある説明と戦いをした。2つには、みんなが最後まで団結をした。事業への同意を撤回する人が地権者の9割にもなった。裁判途中に大量撤回者が出るのは異例のことだ。また、交渉する委任を弁護士に任せてくれた。

勝利の意義について、1.勝ち方にある。裁判で負けたのに運動で勝った。判決はただの紙切れになった。2.農水省にとっては、裁判に勝っても事業ができないのはダメージが大きい。裁判に国が勝訴して、事業から撤退するのは前代未聞の出来事だ。国に激震を与えた。パイプラインは中止になりましたがまだ、計画変更手続きが残ります。さらに興除にどのように水を送るか事業実施をしなければなりませんが、私が経済委員長の間に見通しをつけ、最終決着にしたいと思います。

Trackback This Post | Subscribe to the comments through RSS Feed

コメントをどうぞ



WordPress Themes made free by Web Hosting Bluebook