正一と日本共産党 &正一のブレークタイム &正一の活動日記 河田正一 : 09年12月5日
いのちの山河
岩手県沢内村の深沢晟雄(まさお)村長の映画を見ました。日本一貧しく、1年のうち半年は雪に閉ざされ、医者にかかるのは死亡診断書を書いてもらうときだけという村を変えた偉大さ政治家の物語です。乳幼児の死亡率が高く、1歳にならないうちに次々亡くなる子どもたち。年取って、体が痛いのに家族に負担を掛けまいと我慢し、痛みに耐え切れず自殺するお年寄り。そんな村を救うため村長がしたこと。まず、婦人会の組織化。保健婦の採用。医者の招聘。年寄りの医療費無料化。(日本初)乳幼児医療の無料化。冬でも駅に行くことができるようにと、除雪のためにブルドーザー購入。矢継ぎ早に打ち出すすばらしい政策にただただ感心しました。憲法第25条「基本的人権」を正面に据え、”人はみんな同じ”との信念を貫いた人でした。しかし、わが身を省みずがむしゃらに進めて結果、自らの病を手遅れにしてしまいました。残念なことです。私も深沢村長のように住民のための政治を進めるためにも自分の健康管理が必要だと改めて問われる思いです。