お知らせ ご案内 &正一の活動日記 河田正一 : 14年02月23日
岡輝中協同学校
2月20日、協同学校に積極的に取り組んでいることで名高い岡山市北区の岡輝中学校の公開授業を参観しました。同僚の竹永光恵議員と旧知の仲ということで、授業の前に校長室で校長と話をしました。公開授業には遠くは岩手や北陸、四国などから70人近い人が来ていました。
私は、2年生の数学の授業を見ました。4人がグループをつくり、出された課題について自分たちで答えを見つけるものです。トランプを偶数・奇数それぞれ2枚、計4枚を置いて、2枚を引いて偶数同士・奇数同士が出れば男子の勝ち、偶数と奇数ならば女子の勝ちとします。「このゲームは公平かどうかを確率を用いて検証せよ」という課題です。一見、公正なように思えますが、実際にみんながやってみると、46:24で女子の勝ちでした。なぜそんなに開きがあるかを確立を求めて検証するのがグループ討議です。
結果は確率1/3と2/3で女子が勝つのが当然です。
感心したのは、その後の問題です。「ではどのようにすれば公平なゲームになるのか」がテーマとして出されたのです。私は単純に1枚ずつ引けばばよいと思いましたが、子どもたちは様々な発想をするのです。自由な発想でいろいろな正解があると感心しました。
押しつけ教育や点数至上主義にない素晴らしい教育を見ることができました。