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お知らせ ご案内 &市政ニュース &正一と岡山市政、地域活動 &正一の活動日記 河田正一 : 12年09月27日

9月議会終わる。

今日、議会が閉会しました。今議会にかけられた64議案に対し、日本共産党岡山市議団は1つだけ反対をしました。「地方独立行政法人岡山市立総合医療センター定款を定めることについて」私が反対討論をしました。我が国の医療供給体制は民間が主流です。しかし、自治体病院が存在するのには、民間では手を出しにくい不採算部門の医療を担う役割があるからです。しかし、独法化するということは経営第一主義にならなければならないことを意味します。岡山市立御津金川病院は今年春から国立病院機構岡山医療センターに指定管理となりました。その結果、特別室10,500円ができ、低所得者は入ることができません。診断書の料金が軒並み引き上げられ2~3倍になるものも多くあります。
独法化した他都市の先行事例を見ると、7対1看護やDCPの導入と相まって経営状況は改善しています。しかし、大阪府立病院では、看護師の深夜残業が当たり前となり、離職率が他に比べて格段に多くなっています。慢性的な病気を多く受け入れている不採算部門を受け持つ病棟は、「儲けてナンボ」の風潮が広がる中でお荷物扱いで、会議のたびに病床利用率や在院日数に目標値を設けるやり方は医療になじまないと医者が辞めた事例もあります。独法化すると議会の関与が大幅に減り、市長の権限が増えて独断専行になる恐れが強くなります。また、職員も半数しか理解しておらず、労働組合も同意していません。もっと時間をかけて慎重な審議が求められるので、時期尚早と反対しました。

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