正一と日本共産党 &正一の活動日記 河田正一 : 11年10月2日
国民救援会支部大会
10月2日、日本国民救援会第22回岡山支部大会が開催されました。救援会は、冤罪被害者救援、公正な裁判を求める、冤罪を起こさない社会づくりを目指す団体です。今年は「足利事件」の菅家さん、「布川事件」の櫻井さん杉山さんの再審無罪判決確定、「名張毒ぶどう酒事件」の差し戻し再審開始の判断があり、冤罪に対する勝利の報告が多くありました。これからも秋以降、「福井女子中学生殺人事件」の再審開始判断、「袴田事件」の衣類の再鑑定決定、「東電OL殺人事件」の検察の証拠隠しなど、戦いによって勝つ展望が開ける情勢が広がっています。
警察・検察は正しいものという国民の認識は大きく変わりつつあります。警察・検察の証拠隠しや証拠の改ざんが度々おこなわれていることが「村木厚子厚労省元局長事件」などでも広く知れ渡ってきました。しかし、まだまだ多くの冤罪事件はあります。「山陽本線痴漢冤罪事件」の山本さんは一貫し無実を訴え、警察が事件とした列車に乗っていなかったのに被害者の証言を変え、乗っていた列車を途中で変えて有罪にしました。この結果、山本さんは職場を馘になり、再就職もできず子どもさんも進学できなくなっています。
一方、警察、検察や裁判官は冤罪被疑者の境遇の変化に対し一顧だにしません。布川事件で無罪が決まった杉山さんは刑務所の長年押し込められたのは運命だと諦めるが、警察、検察、裁判官がまったく誤らないのは許せないと怒っているとのこと、本当にその通りで我がことのように怒りがこみ上げます。