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お知らせ ご案内 &正一の活動日記 河田正一 : 14年10月13日

倉敷民商弾圧事件

I建設会社が脱税したことを理由に倉敷民主商工会の事務局員が相次いで逮捕され、長期にわたり留置・拘留されています。
 
やっと保釈された小原さんと須増さん

事の発端は2013年5月、I建設が脱税をしたとして、広島国税局が令状を持って倉敷民商と事務局員禰屋町子さん宅を捜索し164点もの書類を差押えしました。その後3日間禰屋さんは任意で取り調べされました。
禰屋さんは年に2~3回I建設と会うだけです。しかも押収された書類は、I建設と無関係のものが大多数です。今年1月21日、突然禰屋さんを逮捕。2月10日、法人税法違反(幇助)で起訴。逮捕時は共同正犯容疑でしたが、起訴は幇助に変わっています。
2月13日禰屋さんは税理士法違反で再逮捕、合わせて事務局長の小原敦さん、事務局員須増数悦さんも同容疑で逮捕。あれから6か月たって8月15日になりやっと小原さん須増さんを保釈しました。しかし、禰屋さんは9か月たった今も釈放されていません。

弁護団の則武弁護士

事件の本質は、民商に対する明らかな弾圧です。その理由は下記のとおりです。
①当局側から、税理士法違反の嫌疑や中止の警告は一度もなされていない。
②逮捕時期が、消費税増税前でかつ申告時期直前。
③昨年5月の捜索差し押さえは、I建設会社の法人税法違反を被疑事実とするものであったにもかかわらず、その差し押さえ物件はほとんどが脱税と無関係な倉敷民商の活動に関する資料。
④本犯であるI建設の代表者夫婦は在宅ですでに執行猶予判決確定。一方で、幇助したに過ぎない禰屋さんはいまだに拘束中。小原、須増の事務局員は先日保釈が認められたが、拘束期間は6か月を超える。
3人は完全黙秘で戦い、弾圧には屈しない姿勢を続けている。弁護団は8名で組織し、岡山での刑事事件としてはかつてない規模で弁護を続けています。

一刻も早い保釈をと願う禰屋さんの夫

勾留理由開示法廷で明らかになったことは、禰屋さんが老母の介護や自身の病気があるなど、勾留をすべきでない理由があるにもかかわらず、交流の必要性について、裁判所が吟味していないことが明らかになった。
裁判所は検察の言うとおりに動く組織であることを示している。倉敷民商のみならず、消費税増税に反対する組織に対する弾圧であり、今後この動きを広がらせないためにも、徹底して戦い、無罪を勝ち取ることが必要です。
そして、一行も早く禰屋さんを保釈させることが求められます。本犯は在宅で判決が下りているのに、逃走の恐れがない人を長期に拘束する『人質司法』の非民主制は許されません。

3 Responses to “倉敷民商弾圧事件”

  1. on 14年12月8日 at 13:25:17 1.前田 一樹 said …

    「倉敷民商弾圧事件」見ましたが、後半、誤字が多いです。

    交流→拘留
    一行→一刻
    日民主制→非民主制

    せっかく、みんなに訴えている大切な情報なので、誤字の訂正をされたほうが良いと思います。

    大変な事件だと思います。
    自分ができる事は少ないですが、無事に釈放されるように応援します。

  2. on 14年12月8日 at 13:27:44 2.前田 一樹 said …

    すいません。

    「拘留」ではなく「勾留」でした。

  3. on 15年01月23日 at 18:51:16 3.太田芳男 said …

    私は今88才ですが、61才まで大阪の大淀民商(行政区の統合により、現在北民商と合併)の事務局長をしていた頃、警察が税務署と共謀、正当な活動を妨害するするばかりか、活動的な役員と事務局員の不当逮捕、勾留、起訴する事件が多発していました。その後、むき出しの弾圧事件は影をひそめました。しかし中小業者の経営危機もあって自民党の支持基盤が長期低落傾向が続く今日、再び凶暴な弾圧事件を起こしたと思います。
    駆けつけてご支援したいのですが、老いの身ではそれはかなわず、声援を送らせていただきます。ご奮闘を祈ります。

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